【メゾン・マグダレーナ】湯澤幸一郎氏の性犯罪歴と釈放後の活動
2019年6月と8月に株式会社CLIEの舞台「メゾン・マグダレーナ」で原作・脚本・演出・音楽などを務める湯澤幸一郎氏について、性犯罪でつい2年前まで服役していた過去があることを知った。
逮捕・服役・釈放に至った流れと、出所後の活動についてまとめた。児童福祉法の淫行についても記載。
2013年、自身が講師を務めるワークショップに参加していた当時17歳の少女に対する猥褻行為があったとして児童福祉法違反で逮捕され、翌2014年9月に懲役2年の実刑判決を受けた。
※被害者は15歳との書き込みもあり
時系列
- 2008年11月
- 「マグダラなマリア」初演(企画・製作:マーベラスエンターテイメント/ネルケプランニング)
- 2013年
- 児童福祉法違反で逮捕
- 2013年10月
- 「マグダラなマリア ~郵便配達は二度か三度くらいベルを鳴らす~」公演中止発表
- 2013年11月
- 代替公演「亜雌異人愚(アメイジング)なグレイス」津田健次郎脚本・演出として実施(湯澤氏は関与せず)
- 2013年11月
- ニコニコミュージカル「千本桜」DVD発売予定→延期(2017年3月に発売)
- 2014年4月22日
- 東京地裁にて初公判
- 2014年9月
- 懲役2年、執行猶予なしの実刑判決
- 1年半余りで仮釈放
- 2016年8月
- ツイッター登録
- 2016年9月
- ワークショップ復帰
- 2016年12月
- ライブ出演
- 2017年1月
- 「マグダラなマリア」舞台脚本を電子書籍として出版 2017年12月
- ミュージカル「信長の野望~炎舞~」出演(企画・制作: 剣舞プロジェクト) 公式サイト
- 2018年6月
- 山内雅子プロデュース公演「灼熱の巴里」出演
- 2018年6月
- 「おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』三重」出演(制作・企画:株式会社CLIE) 公式サイト
- 2018年12月
- 堀江貴文主演ミュージカル「クリスマスキャロル」*1脚本・演出・音楽 公式サイト
- 2019年6月・8月
- 「メゾン・マグダレーナ」原作・脚本・演出・音楽(企画:株式会社CLIE) 公式サイト
※「マグダラなマリア」の主役マリア・マグダレーナは湯澤氏が女装して主演している
児童福祉法違反とは
「児童に淫行をさせる行為」を禁じた刑法。
児童福祉法
第三十四条 何人も、次に掲げる行為をしてはならない。六 児童に淫行をさせる行為
第六十条 第三十四条第一項第六号の規定に違反した者は、十年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
児童とは、満18歳未満の者を指す。
淫行とは、性交そのものだけでなく、類似行為を含む。
児童福祉法違反については、淫行「させる」行為があったかが問題となるため、立場を利用するなどして強要した事実が認定されたものと考えられる。
再犯率について、2012年の調査では、児童福祉法・青少年保護条例等(175名)の再犯者は20名で、再犯率は11.4%だった(性犯罪以外を含む)
参考ページ
- 湯澤幸一郎 - ステージナタリー
https://natalie.mu/stage/artist/52110 - 湯澤幸一郎の舞台『マグダラなマリア』が公演中止に - 2013年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2013/10/18_04.php - 刑事施設における性犯罪者処遇プログラム受講者の再犯等に関する分析 研究報告書 平成24年12月 法務省矯正局成人矯正課
なお、新聞各社のデータベースを探したが該当する記事は見つからなかった。
裁判記録の閲覧についても調べたが、関係者でも専門家でもなく、被害者が未成年の性犯罪ということで、難しそうだと感じた。
*1:当初、ヒロイン役を公募していた。実際の選考過程は不明。